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ほうじ茶で冷え性対策に|美活

隠れた話題のほうじ茶

健康的な飲料として最近メディアでも取り上げられているほうじ茶です。

カフェインが少ない、ダイエットにいいなど様々な情報がありますが、実際のところはどうなのでしょうか?
もしそれが本当であれば女性にとってはうれしいですよね。
ほうじ茶の仲間としてカテキンが豊富な緑茶(煎茶)がありますが、違いは何でしょうか?
今回は、ほうじ茶の効能について、緑茶(煎茶)と比較しながら詳しくご紹介していきたいと思います。

ほうじ茶の効能

その1、リラックス効果

ほうじ茶は、緑茶(煎茶)の茶葉を「炒る=ほうじる」ことによってつくられたお茶です。緑茶(煎茶)の茶葉にはテアニンが豊富に含まれております。
テアニンはリラックス状態と相関のあるα波を増大させるという研究結果が様々な研究論文で発見されています。緑茶(煎茶)もほうじ茶も両方ともリラックス効果があります。
ただし、緑茶(煎茶)とほうじ茶にはリラックス作用に影響を与える別の要素に大きな違いがあります。それは、カフェイン含有量です。
カフェインは興奮作用があると言われています。
煎茶(緑茶)のカフェイン含有量はドリップコーヒーの1/4程度と言われていますが、ほうじ茶のカフェイン含有量はその煎茶のさらに半分程度!なので、
茶葉に火が入ることによってカフェイン含有量が低くなるのです。
ほうじ茶は、リラックスを促すテアニンが含まれていると同時に、興奮を促すカフェインの含有量が低いので、リラックスするにはよりよくいいお茶なのです。
ほうじ茶を飲むとほっとするのもわかる気がしますね。

その2、冷え性改善

冬は言わずとしれず、夏のクーラーが効いた部屋、春秋の底冷えです。どの季節でも体が冷えやすくなる場面があります。
特に女性は冷え性に悩まれている方が多いと思います。
そんな時に温かい飲み物があると嬉しいのですが、コーヒー、緑茶、水などは冷え性に関しては様々な理由から陰性と判定される飲料なんです。
特にカフェインやタンニンの含有量が多い飲料は、血管濃縮効果やエネルギー変換率の減少によって体が冷えやすくなってしまいます。
ほうじ茶は上述の通り、火が入ることによりカフェインとタンニンの含有量が少なくなります。そのため、コーヒーや他のお茶と比べると体が冷えないというわけです。
さらに、ほうじ茶の火入れ工程で含有量が高まるピラジンという栄養素は血管を拡大する作用があり、その効果によって血流がよくなり体が温まる効果があります。
ほうじ茶を飲むと体がポカポカする気がするのは、単に温かいからではなく科学的な根拠があるんです。

他にも嬉しい効果が。。。

緑茶(煎茶)と同様、ほうじ茶もビタミンCの含有量が高く、カテキンとの相乗効果で吸収率が高くなります。
そもそも緑茶(煎茶)もほうじ茶も、その茶葉に含まれるビタミンCの量はレモンの3~5倍と言われています。その含有量もさることながら、注目すべきはビタミンCの吸収率です。
ビタミンCは熱などで壊れやすい栄養素として有名ですが、カテキンと同時に摂取することでビタミンCが壊れにくくなることは様々な研究結果から知られています。
カテキンとビタミンCの双方を多く含む緑茶(煎茶)とほうじ茶は、ビタミンCを摂取するのにピッタリな飲み物なのです。
ほうじ茶は後程述べるとおり、火入れする分だけカテキンの含有量は減りますが、それでも他の食材に比べると含有量が多いことには間違いありません。
ビタミンCが壊れずに体内に吸収された場合、下記のような様々な健康的な効果があることは皆様ももよく知っていると思います。
☆抗酸化作用
☆美容効果(シミ・そばかすの原因となるメラニン色素の沈着予防、コラーゲン生成サポート)
☆免疫力強化
☆殺菌作用

カテキンでダイエットor生活習慣病の効果

緑茶(煎茶)には大量のカテキンが含まれています。緑茶(煎茶)と比べると、ほうじ茶は火入れすることでカテキン含有量が少なくなりますが。
それでも他の食材に比べると含有量が多いことには間違いありません。カテキンには下記の効果があることは様々な研究論文の結果から明らかになっています。
☆ダイエット効果(血糖値上昇抑制、脂肪吸収抑制、脂肪燃焼促進などダイエットに関わる様々な効果があります)
☆抗酸化作用(効果があると言われるビタミンEの約50倍と言われています)
心臓病、脳卒中、がんリスクの軽減による死亡率減少(東大研究チームの最新の研究発表が話題になっていますね)
☆認知症予防
免疫力強化による風邪やインフルエンザ対策
☆コレステロール抑制
効果も高いので、是非皆様もほうじ茶で健康の毎日にされてください。
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