免役力向上が大切
冬の寒さと乾燥はウイルスが長く生存するのに適した環境となっています。
今年は例年の風邪やインフルエンザに加え新型のウイルスも流行していることから、一層の注意が必要です。
そこで今回は、免疫の仕組みと生活習慣、ビタミンCの関係についてまとめました。
侵入した外敵を倒す
粘膜で侵入を防ぐことができず、身体に侵入してしまった細菌やウイルスに対しては、免疫細胞が病原体を捕らえて、排除する働きをします。
白血球の一種である「好中球」「マクロファージ」は細菌などの病原体に向かっていき、捕食することで駆逐していきます。
リンパ球の一種である「ナチュラルキラー細胞」は外敵を攻撃し、感染した細胞をも攻撃し、破壊します。
他に抗体の産生、抗体による病原体の中和といったものが行われています。
侵入を防ぐ免疫細胞
まず、人の免疫というものを考えると「外からの侵入を防ぐ」ことが大切です。
目、鼻、口、そして腸など、外界から人体への侵入口になっているところには粘膜が存在します。
粘膜はこうした侵入口の表面を覆って物理的な隔壁としてバリア的役割を果たし、粘液を出すことで乾燥を防ぎます。
気を付けたい生活習慣
免疫力が高いほど、症状が軽くてすんだり、回復までの期間が短くてすみます。 では、免疫力を上げるためにはどうしたらいいでしょうか? 日頃から気をつけたい生活習慣では次のものがあげられます。
①バランスのよい食事
ビタミンAとビタミンCは、粘膜の働きを正常化させるといわれます。 白血球はビタミンCを多く含んでおり、風邪などの感染症にかかった場合、ビタミンCを大量に消費するので、補給することで白血球を活性化させるといわれています。 ビタミンEは血行を促進することで、栄養や免疫細胞を体の隅々にスムーズに運ぶことを助けるといわれます。
腸は免疫細胞の約7割が集まっており、乳酸菌の摂取や乳酸菌が働き易い腸内環境を整えるオリゴ糖と食物繊維の摂取が大切です。 タンパク質は免疫細胞の材料となります。さらに、亜鉛やセレン、銅、マンガンなどのミネラル類も、免疫細胞を保護するといわれています。 必要な栄養をバランスよく摂ることが大切です。
腸は免疫細胞の約7割が集まっており、乳酸菌の摂取や乳酸菌が働き易い腸内環境を整えるオリゴ糖と食物繊維の摂取が大切です。 タンパク質は免疫細胞の材料となります。さらに、亜鉛やセレン、銅、マンガンなどのミネラル類も、免疫細胞を保護するといわれています。 必要な栄養をバランスよく摂ることが大切です。
②適度な運動
運動不足は冷え性の原因となり、血液やリンパの流れを悪化させてしまうので、免疫力が下がるといわれています。
ウォーキングやジョギング、ヨガなどを適度に行うことが大切です。激しすぎる運動もまた免疫力を下げるといわれています。
ウォーキングやジョギング、ヨガなどを適度に行うことが大切です。激しすぎる運動もまた免疫力を下げるといわれています。
③体温を上げる
白血球は体温が低くなることで機能が低下するといわれます。運動や入浴、サウナなどで体温を上げると血流が促進し、免疫力が上がるといわれています。
これらは発汗をともないますので、発汗で失われた水分やビタミン、ミネラルをしっかり補給しましょう。
これらは発汗をともないますので、発汗で失われた水分やビタミン、ミネラルをしっかり補給しましょう。
④十分な睡眠
睡眠中は副交感神経が働き、体の修復が行われており、睡眠不足は免疫力の低下を招くといわれています。
ビタミンCは質のよい睡眠をサポートするといわれておりますので、睡眠前の摂取がおすすめです。
ビタミンCは質のよい睡眠をサポートするといわれておりますので、睡眠前の摂取がおすすめです。
⑤自律神経の調整
日中に活動しているときは交感神経が優位に働き、リラックスしたり、睡眠中は副交感神経が優位に働きます。
特にストレスを受けると交感神経の緊張状態が続き、怠惰な生活を送ると副交感神経の緊張状態が続いてしまうことになります。
自律神経のどちらか一方が緊張し続ける状態は、いずれも免疫力が落ちるといわれており、バランスが大切です。 ビタミンCはストレスを緩和させたり、自律神経の調整をサポートするといわれています。
これらで思い当たることがある方は、日頃の生活習慣を見直したほうがいいかもしれません。
ご自身の体の声に耳を傾け、より健康な生活を送るライフスタイルの確立が大切です。 ビタミンCは、その作用で様々な免疫のサポートが期待できます。
その他一般的な衛生対策として、厚生労働省では、マスクを着用するなどの咳エチケットや手洗い、うがい、アルコール消毒などが推奨されています。