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血管年齢を知ることがカギ|美活

血管年齢を知ること

「人は血管とともに老いる」といわれる通り、加齢とともに血管は老化します。現代は欧米米型の食事や運動不足などの生活習慣によって、血管の老化スピードは速くなり、実年齢より10歳も20歳も高い血管年齢の人が増えてきているのが現代です。

血管の働きは血液をスムーズに流し、全身に酸素と栄養をめぐらせることです。若い血管はしなやかですが、老化すると弾力を失って硬くなります。すると、血流が悪くなり肌や髪のトラブル、肩こりや腰痛、冷えなどの不調が現れます。それ以上に怖いのは、動脈硬化が進み、心筋梗塞や脳梗塞など、いわゆる「血管病」のリスクが高くなることです。

血管は、外膜・中膜・内膜の三層構造。外膜は血管を保護し、中膜は血管にかかる圧力を調整する役割があります。内膜は血液に直接触れる部分で、線維からなる薄い層と内皮細胞でできています。内皮細胞は、動脈硬化のもとになる有害物質を血管壁に侵入しにくくしたり、血液をサラサラに保ったりする重要な働きをします。

血管を若返らせるカギを握っているのが、この内皮細胞なんです。年齢とともに内皮細胞の働きも低下しますが、近年、食生活をはじめとする生活習慣を改善することで内皮細胞の働きが回復し、血管年齢を下げることがわかっております。

このような方は要注意

下記のチェックで、血管を老けさせる生活になっていないか、自分の生活習慣を確認してみましょう。

★食事は満腹になるまで食べる

肉や揚げ物が好き

丼物やカレー・パスタ・ラーメンなど単品料理をよく食べる

インスタント食品やスナック菓子をよく食べる

あまり歩かない

運動はほとんどしない

以前と比べて太った

睡眠不足が続いている

ストレスが多い

喫煙している

毎日お酒を飲む

チェック項目が多いほど血管年齢が高いと考えられます。気になる人は、病院の検査で正確な血管年齢を調べることもできますので、心臓血管外科や循環器内科などで、血管年齢の検査ができる病院を受診しましょう。

改善法を実践して、血管年齢を若返らせましょう。

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