免疫力を高める食品
免疫力を高めるには、活性酸素を取り除く効果の高い抗酸化食品を積極的にとりましょう。
抗酸化物質とはビタミンC、ビタミンE、ビタミンB群、β-カロテン、ポリフェノールなどで、野菜や果物に含まれています。
にんにく
にんにくは、アリインというたんばく質が多く含まれていて、アリインが酸素に触れると、アリシンに変化します。
アリシンは細胞内に浸透しやすく、酸素と結びつきやすい性質で、細胞膜や遺伝子の代わりに活性酸素に利用されて体外に排出してくれるのです。
にんにくには、こうした抗酸化作用でがん予防や免疫強化作用に優れているので、1日1~2かけほどの適量を取ることをオススメします。
バナナ
バナナは白血球の働きを高めて免疫力を高めます。栄養価も高く、消化吸収抜群です。便秘を防ぐので腸内環境が整い、がん予防に役立ちます。
かぼちゃ
かぼちゃにはβ-カロテンが豊富です。β-カロテンは、粘膜などの細胞を強化して免疫力を高めます。またβ-カロテンには抗酸化作用もあり、老化やがん予防に効果があるといわれています。
かぼちゃはビタミンCやE、葉酸なども含まれており、食物繊維も豊富なので、理想の健康食品といえます。
ヨーグルト
ヨーグルトは腸内の善玉菌を増やして免疫力を高めます。
ヨーグルトの中に含まれる乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌には血圧上昇抑制やコレステロール値を下げる働きがあります。
また、インターフェロンの体内産生を促進するので免疫機能に有効です。
ストレスが多いと免疫力が低下する
ストレスが全くないと言える人はほとんどいないのではないでしょうか。体と精神を休めるためには睡眠が一番重要です。
免疫力を高めるためにも1日7~8時間は眠ること。皆さんも経験があるかと思いますが、睡眠不足が続いていたり、よい眠りができていなかったりすると風邪をひいたり、体調を崩したりします。
十分な睡眠をとっていると免疫力が上がり、病気になりにくくします。
そして、良い睡眠をとるためには入浴はかかせません。1日の疲れをリセットする入浴はシャワーだけで済まさず湯舟につかり、リラックスしましょう。
間違ったダイエットは免疫を低下させる
ダイエットとは本来、病気治療や健康増進を目的とした食事療法又はそのための特別食、制限食をいうのですが、一般には美容、肥満防止のための食事制限や減量法の意味に使われることが多いのです。
TVなどでダイエットの特集番組があるとすぐに飛びつく人がいますが、ダイエットの危険も知っておくべきです。
注意したいのが、例えば単一食品だけを取り入れるようなダイエット。1日中キャベツばかりを食べる、リンゴ、バナナ、ひどいものになると水だけなんてダイエットまで。これでは必要な栄養がとれず病気になってしまいます。肥満になってしまう原因の多くは摂取したエネルギーを消費できていない点にあります。運動不足なのです。
運動量が少ない人は摂取カロリーを少なめにしないといけないのですが、ついついおいしいものをガッツリ食べてしまうため、肥満になります。
肥満が何故いけないのかというと、高血圧や高脂血症などあらゆる生活習慣病の引き金となります。