野菜の声を届ける週1回の八百屋さん|GOOD’S8083

野菜の生きざまを伝えるGOOD’S8083

週に1回、福岡市の中心地天神からほど近い薬院という場所の一角で、元気な笑顔と一緒に野菜を売っている八百屋さんがあります。

店主の富松さんが、自分の手で惚れ込んだお野菜だけを、自ら農園まで迎えに行き、愛情いっぱいに育った野菜たちを都会の中心まで届けてくれるのです。

朝11時から夕方の6時まで、OPENと同時に週1回の、この時を楽しみにしていたお客さん達が絶え間なく来られます。

いつでも、どこでも、スーパーに行けば殆どの野菜が旬に関係なく手に入る時代、手にする野菜が収穫された時の天候や、育った土壌の状態についてなど、想いを馳せる事はほぼ無いでしょう。

あらためて、ここのお店は野菜が主役

ここの野菜は、前の日までに農園に迎えに行かれたお野菜、葉物も当日の朝摘みのものが多いので、スーパーでは中々手に入らない抜群の鮮度が印象的です。
富松さんは野菜の持つストーリーを丁寧に一つ一つ、育ち方や状態、おすすめの食べ方についてお客様とコミュニケーションをしています。富松さんの言葉は、商売の押し付けはなく、どこまでも野菜が主体の野菜中心の会話です。

明るい気持ちにさせてくれる輝く野菜たち

どれも無農薬で育った野菜なので、不揃いのものも多くあります。
それがまた、お野菜との一期一会の出逢いのようで楽しい気持ちになります。
富松さんが愛情を込めて販売されるお野菜たちは、いつも、楽しそうに輝いて見えます。
その時その時の旬のもの、丹精込めて作られた野菜、週に1回の富松さんの八百屋さんは「食べ物を食べること」の根本を想い直させてくれる八百屋さんでした。
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